6.25.2016

ファイヤーキングについて(追記あり)


FIRE KING
アメリカのオハイオ州にてアンカーホッキング・グラス(1969年にアンカーホッキング社に/Anchor Hocking)で1940年代~1970年代にかけて製造されていた耐熱ガラス製品のブランドです。


ファイヤーキングと言えばマグカップやプレートなど食器類が有名ですが、フラワーベースやアッシュトレーなども製造されています。




ファイヤーキングの素材であるミルクガラスは、耐熱性で使い勝手がよく、愛らしい厚手でぽってりとしたフォルムが親しまれ、アメリカのレストランや一般家庭の食卓を長く彩ってきました。
薄めのミルクのような乳白色のものや、カラフルであってもクリーミーで優しい色合いなのが特長です。

 当時の製造工程上、形が不揃いであったり厚みが違っていることもありますが、それもヴィンテージ商品の味であり魅力のひとつとも言えます。



 Nico-Vintageで販売しているファイヤーキングは、製造から数十年を経過したヴィンテージ品となります。
※近年 新たに復刻製造販売されているファイヤーキングジャパン製の商品の取り扱いはしておりませんのでご了承ください。

当店ではデッドストック品、または新品同様のコンディション良好なアイテムに厳選して販売していますが、ヴィンテージ品につきものの細かなキズ、ペイントはがれ、クラックや製造工程上でのロスが見受けられる場合があります。
極まれにUSED品には つきものの使用によるキズ、プリントのはがれ、光沢の薄れ、チップ(欠け)が見受けられる場合があります。

全ての商品は使用に問題のないものを販売しておりますが、当時の製造技術によるロス商品に関しましては良品として販売しています。


★製造工程でできるロスの専門用語まとめ★
■シルバースポット (製造工程で機械などの金属がこすれて付く銀色、銅色の汚れ)
■ホワイトスポット (製造工程で不純物が混ざってできる小さな点)
■ヘアライン (ガラスを型に流しこむ際にできる流れのライン)
■色ムラ  (色をガラスに流しこんだり吹き付けたりする際にできる色ムラ、練ムラ)
■フリーバイト (製造工程でできるざらつきや気泡がつぶれたもので指先でさわると少しザラザラしているのがわかります。)
■ペイントロス (製造工程でできるプリントのにじみや剥がれ)

以上は良品としていますのでご理解ください。

【お取扱いの注意点】
■ファイヤーキングは耐熱ガラス製品で比較的丈夫なのですが、落とす、ぶつけるなど強い衝撃を与えると欠けたり割れてしまったりすることもあります。

■電子レンジ、オーブンの使用もできますが、冷蔵庫から出したばかりのものをオーブンで温める・熱いものを冷まさないまま冷蔵庫で冷やすなど、急激な温度変化は破損の原因にもなりますのでご注意ください。
■かたいスポンジをご使用になるとキズ・プリント剥がれ、ツヤの薄れの原因となります。なるべく柔らかいスポンジをご使用ください。
■経年劣化による疲労破損は、ヴィンテージ好きな方が抱えなくてはならないリスクでもあります。ご理解、ご了承ください。

6.01.2016

河原町店舗での最終日を無事に終了いたしました。震災後の大変な中に駆けつけてくださった皆様、またご連絡頂いた皆様、本当にありがとうございます。
6年間の間、熊本河原町にて、ご縁を頂いたお客様に心より御礼申し上げます。
しばらく休業という形をとりますが、今後の活動も引き続き当ブログにてお知らせする予定です。またどこかで皆様とお会いできる日を励みに新たに進んでまいります。長い目で見守っていただけると幸いです。多謝。